2011年10月5日水曜日

虚構ではなかった紀元前660年の我が国建国


 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録21:3頁

 《虚構ではなかった紀元前660年の我が国建国

 大学院講義録20号の年表には、もう一つ重大な我が国の建国問題が残っている。

 「『日本書紀』が建国を紀元前660年だとしているのは大ウソだ」というのが、

 明治以来の定説だからである。

 『日本書紀』はそんなにもデタラメな『正史』で、無茶苦茶な史書だったのであろうか?。

 ところがこの年表は、この大問題に、非常に適確な答を出してくれるのである。

 660年の17年前、677年にフェニキヤが滅びている。

 本来海洋民だったフェニキヤ人は、

 そのため大移動して古代ギリシャ人に混入したのだから、

 我が国まできた集団があった可能性もある。

 カドモスが都市国家テーバイを建国し、

 それを記念して新年に門松をたてる行事が今も続いているし、

 他にも幾重にも証拠が見つかっているので、否定はできない。

 またフェニキヤを滅ぼしたアッシリヤも

 612年に新バビロン帝国に敗れて併合されている。

 この新バビロンは625年に帝国になったが、

 そのとき突然、国が生れたわけではない。

 それ以前に小国時代がある。

 その建国が660年で、それを建国時としたとしても無理ではない。

 この場合もフェニキヤはバビロンの一部なのだから、

 我が国にきたフェニキヤ人はその建国を自分たちの国の建国としていてもおかしくはない。

 それが神武紀元とされた可能性がある。

 いまでは、どこからみても

 「660年建国はウソだ」とはいえなくなっているのである。

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