2011年2月20日日曜日

カドモスの国・フェニキヤは「船木国」

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録16:10頁

カドモスが生まれた国の名・フェニキヤも重要な名詞である。

そこは古代ギリシャ中でも最も有力な海軍国で、

スペインなど各地に植民地を造り続けた。

その国名に当て字すれば、船木国になる。

船の木は松。カドモスと門松はここでも結びつくのである。

ただしフェニがフネというのはオカシいという疑問が残る。

これは沖縄語を考えればきれいに晴れる。

沖縄で最も有名な戦跡「マブニの丘」は、

摩文仁と書くが、そこは沖縄本島最南端に近く、

一望、果てしない太平洋を見渡す丘だから、

「船しか見えない丘」で、

それを叙情的に表現した「真船の丘」が、

命名者の意図した本来の名前なのである。

真船がマプニになるのは

本来の沖縄語には母音のエがないからフネがフニになる。

だからフェニもフニで船と同じになるから

船木国で完全に表現されているのである。

いまギリシャや、その植民地遭跡一帯へ行ってみると、

見事な松原や松並木が残っている。

紛れもなく文字通り「船木の国」だったことが実感できる。

日本語の「フネ」の語源がフェニキャだったことは疑問の余地がない。

従来、古墳人は北方騎馬民族だといわれてきた。

古墳に壁画や埴輪の馬があり、

石の馬も九州と出雲で出土したから、

有力な証拠とされていた。

しかし彼らは船や松には縁がない。

それは全て海神・ポセイドンとだけ、

矛盾なく結びつく、動かぬ証拠群だったのである。

『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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歴史学講座『創世』
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