『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録16:16頁
古代ギリシャ人は船旅に出る前には必ずポセイドンに生贅(いけにえ)を捧げて、
航海の安全を祈ったことが、神話にも、歴史記録にもたくさん出てくる。
それと同じことが『魏書倭人章』にも
「その旅行や渡海の前には、つねに一人の男を生賛にする」と、
「自衰」と呼ぶ苦行者を神に持げて、
事故が起これば殺したことが記録されている。
私たちにはその自衰が捧げられた相手がポセイドンだったことを、
はっきり知り尽くした。
だからそこに書かれた倭人とは、
百済人=ボセイドン人=フェニキヤ人=ギリシャ人だったと
更に再確認できたのである。
すると倭人の男子が結束して着ている
「横幅(おうふく)衣」が、
古代ギリシャから現代インドにまで着られている
トーガだったことも明瞭にわかる。
横幅とは横幅(よこはば)の方が広い布で、
縫ってない布ということだから、
そんなものを衣服として看るのは、全世界でもトーガ以外にない。
それをギリシャ人やインド人は肩から掛け、
身体に巻いて最後を結ぶだけでうまく着る。
『魏書倭人章』もそれを
「縫わないで結束して着る」と細かく明瞭に描写している。
また「婦人は、その中央を切って頭だけ通す
単被(ぴ)(単衣(ひとえ)もの)を着ている」と書いてある。
これも古代ギリシャの壷絵に見る婦人服そのもので、
それを日本列島で引き継いだカリエンの人々が、
古代のまま着続けているのを、
今でもタイやミャンマーで見ることができる。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
歴史学講座『創世』
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