『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録15:31頁
五彩圏と同じ発想の「方位を示す国名」が、
日本語発音でついていた。
それは
東に倭国、
西に新羅、
南に明(アケ)の宮=鹿児島、
北に高麗という配置にピッタリ合致していた。
それだけでなく、
その語源はギリシャ神話に登場する神名だったのである。
ウラノスは神々の先祖で、
クロノスの父、
クロノスは「時の神」でゼウスたちの父。
アケロオスは河川や湖沼を支配する「水神」で、
南をミナミというのは
「皆水・皆海」に合うから鹿児島産の言葉だと解る。
シレノスは牧神パンの子で、下半身は馬。
馬津羅(マツラ)(松浦)や馬韓の支配者にふさわしい。
さらにその配置によって、
これが何時の時代のものかすぐわかる。
それは応神天皇の軽の明の宮=鹿児島神宮時代のものである。
この時、
確かに朝鮮半島北端以北に高句麓があり、
この南北線の東に倭国=四国があり、
西の筑紫すなわち北部九州に、
新羅の前身・白日の国と馬津浦=松浦があった。
それは今の地図を熟知している私たちの眼から見れば
歪(いびつ)に見えるが、
古代の観念的な東西南北には、
完全に合っているのである。
このことだけでも、
これまで私がお話ししてきたことが、
真実だったことが証明されて、
不足なところがない。
ことに応神の都は南と鹿児島という2つの限定詞がついていて、
そのどれにも合わない奈良県の軽は、
応神天皇の皇居としてはニセ物だと断定できるのである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
歴史学講座『創世』
歴史回廊
ウワイト
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