『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録15:32頁
この五彩圏式国名は歴史上どんな意味をもつものだろう?。
それは実に重大な発見だったのである。
なぜなら新羅・高句麗・馬韓という名は、
外国ではなかったことの動かない証拠だからである。
今その方位への配置と、その語源とを見比べてわかった、
その名の真意は、別々の独立した外国の国名ではなく、
高い文化の持ち主が統一した国土を分割した各地域を、
深い意味のある神名を使って統一した名称で呼んだものだ、
と確認できるからである。
だからこれまでそれらを、
「連邦」と呼んできたのも間違いで、
それらは1つの国の中の
行政区画=いまの府県名に当たるものだったことも確認できる。
当然それらの行政区画の長には皇族が選ばれた。
天皇も不死ではないから直系が絶える。
すると傍系の府県知事だった皇族がその跡を継ぐ。
もちろん内紛も起こるし政権交替もある。
しかし皇統は絶えない。
これは革命の度(たび)に
為政者ばかりでなく国民まで虐殺略奪されて
疲弊、野蛮な国に逆行する弊害を防ごうとして
成功した法律の存在が見え、
覇権主義国家群との文化の差を示している。
それを南宋の太宋皇帝は
「天皇家は64代も続いている」と羨望したが、
それはアレクサンドロスが夢見て大王制をしき
「八紘一宇・四海同胞」を
実行しようとしたギリシャ哲学と
秦の始皇帝が夢見た万世一系制が合成、
熟成しなければ生まれなかったものだったのである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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歴史学講座『創世』
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