『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録15:30頁
ここまでくると、
その五彩圏と大国主の関係を熟考しなくてはならない。
五彩圏の国名はギリシャ語がそのまま日本語になっていたが、
その「東が青、西が白、南が赤、北が黒」の配列は、
現存する古代ギリシャ地名がもとになっていた。
ところが、もう1つ、
ギリシャの神名が基礎になったものがある。
それがわからないと、
応神天皇の全てがわかったとは言えないのである。
大国主の語源はウラノスだということはお話しした。
この「ウ=大」は別の日本語では
「大=オオ=アウ=青」で、
青木をオオギと発音する。
オオはまた倭でもある。
青は東、
すると西は?。
西はシレノスである。
「白い」を南九州語で「シレ」というからシレノスは「白主」である。
これは沖縄語に訳すと「シラヌシ=新羅主」になる。
南は赤だが南九州語では「赤い」を「アケ」という、
天武朝の年号「朱鳥」をアケミトリと読んだのは
天皇家が南九州人だった証拠である。
この名はアケロオスに合う。
これは沖縄発音ではアカルウシで
「明る大人」とも「赤ヌ御主」とも書ける。
これは応神天皇の皇居が「明宮」なのは南国を意味し、
その当て字の「阿鹿児と軽」はまた、
赤子と「鹿児=カグ=赫=輝やく」で
「輝やく国=赫之国(シマ)=鹿児島」を意味していたのである。
これに対する北国は黒の国=高麗・句麗でクレ。
標準語ならクロだから
語源はクロノス=黒主だったのだ。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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歴史学講座『創世』
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