2010年2月17日水曜日

「弥」をヤと発音する和訓の歴史

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録04:3頁

前回の卑弥呼の名のリストとは、

全く別の分野の問題なので前回は載せなかったが、

次にお話しするのは、

卑弥呼とパーリ語が切っても切れない関係にある証拠として、

非常に重要なことなので、彼女の名前を挙げたついでに、

是非お話ししておきたいことである。

パーリ語には卑弥呼の語源であるペマカのほかに、

同じ「愛」を意味する「ピヤ piya」がある。

おわかりのように、

これにも「卑弥(ピヤ)」と当て字ができる。

これは何を意味するか。

「卑弥呼」の場合の「弥」は

miar ミヤ・ミという発音だったが、

この「卑弥」の場合は「弥」は ya ヤ である。

このヤは

我が国では弥太郎や弥次郎兵衛(やじろべえ)といった名に、

当然のこととして普通に使われている。

しかし中国では

漢魏音 miar ミヤ、

隋唐音 mjie ミュェ 

北京音 mi ミ 

広東音 ni ニ で、

「ヤ」などという発音はないから、

「ヤ」は日本だけで通用する日本読み(和訓、訓読)なのだとわかる。

では、そんな読み方がなぜ?いつ?どこで?生まれたか?。

それはこのパーリ語の卑弥呼と卑弥が、

どちらも同じ「愛」を意味しているので、

卑弥をピヤと原語のパーリ語で読んだためだとわかる。

この事実で、この文字がパーリ語への当て字だったことと、

この最古の和訓の1つの誕生が、どんなものだったかを、

詳しく強力に証言しているのである。

『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書"
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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