2010年2月6日土曜日

卑弥呼が体験した運命の宗教遍歴

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録03:16頁

これを整理すると、卑弥呼の宗教史がわかる。

彼女はまずギリシャ宗教のピューティアとしてゼウスに仕えたが、

ソナカと結婚して仏教徒になった。

それでも「天照」が個人名か肩書のように残った。

その名で父母の伊弉諾尊(イサナキ)尊・尊(イサナミ)2尊が

彼女を天に送ったという記事の真意がわかる。

天は大天(ウティナ)で沖縄(ウティナ)本島。

そこにあったゼウス神殿に仕えさせたのである。

彼女がソナカと結婚して仏教に改宗した経緯は

蘇那曷叱智(ソナカしち)の話などととして

崇神・垂仁両天皇の記事に入っており、

その夫が若死にしたために、女王になった筋道は、天の若日子の記事と、

仲哀天皇と神功皇后の記事とを総合すると、実に詳しく読み取れた。

その後の経過も本講で詳細に確かめて確認してきたので、よくご記憶だと思う。

このようにして、書こうとする対象を取り巻く諸条件を、

正確に確保した上で執筆にとりかからないと、幾ら急いでも何にもならない。

訂正ばかりしていたのでは信頼を失い、学者生命にも陰を作る。

功を急ぐことはない。

これから例としてご覧にいれるものには前もってこうした配慮がしてあるから、

確信のある著述ができるのだということを理解し、記憶しておいて戴かねばならない。

史学では、あやふやなもの、曖昧なもの、想像にまかせたものを発表することは、

自殺行為である時代がきているのである。

『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書"
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明

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