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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:729頁
第十二章 大国神と大物主神
大国神と大物主神(5)
『古事記』は
「大国主命、亦の名は大穴牟遅神、亦の名は葦原色許男命と謂ひ、
亦の名は八千矛神と謂ひ、亦の名は宇都志国玉神と謂ひ、
併せて五っの名あり」として
大物主神の名は含ませていなない。
出雲国造神賀詞は「大物主」の名称を次のように述べる。
乃ち大穴持命の申給く、皇御孫の命の静り坐(まさ)む
大倭国と申して、
己(おのれ)命の和魂(にぎたま)を八咫鏡(やたのかがみ)に取り託て、
倭大物主櫛甕玉命と名を称して、大御和の神奈備に坐す。
ここに「御諸山の上に坐す神」が
大物主神(倭大物主櫛甕玉命)であることが明らかになる。
『古事記』に同神名が登場するのは神武天皇の皇后選びの段に
「美和の大物主神」が
天皇の皇妃富登多多良伊須岐比売命の父として現れ、
崇神天皇条で疫病が流行り人民が疲弊した時、
悩む天皇の神牀(とこ)にいた夜に夢の中に大物主神が現れ、
意富多多泥古を探して、
「御諸山に意富美和の大神の前を拝き祭ら」すことを伝える。
『古事記』は意富多多泥古は大物主大神五世の孫という。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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