2014年8月5日火曜日

埼玉・鹿島:剣持神の国(6)大彦命の系譜⑤

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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:713頁

 第十一章 日本に祀られたインドの神々

 埼玉・鹿島:剣持神の国(6)大彦命の系譜⑤

  物部氏は石上神宮を奉祭する氏族として知られる。

 その祭神に布都御魂神があるが、

 物部の「物」は「ブツ」で「布都」に通じ、

 香取神宮の経津主神の「経津」と同じく

 「剣、刀」を表わし、物部氏が剣を祀る氏族で、

 大彦命の母系に成人がいることが解る。

 香取神宮の経津主神の別称が「伊波比主神」であり、

 これはサンスクリット語の āvarha の転訛で

 「引き裂くこと、切去ること」を意味し「剣神」を表わす。

 āvarha が「乎獲居」の祖語であろうことを述べた。

 この二語と同根語の神名が「伊波我加利命」で、

 高屋安倍神社のある「若桜神社」の祭神名である。

 同神は磐鹿六雁命ととも称され、

 背立大稲腰命の第一子で彦屋主田心命の兄に当たる。

 同神名は āvarha-kara で「剣を持っ者」の語義となる。

 若桜神社は延喜式神名帳にも記載されている。

  このように大彦命の系譜が「剣、刀」に係わることは明白で、

 稲荷山古墳の鉄剣に刻まれた杖刀人の概念に包まれている。

 《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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