『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録37:27頁
ウムマの神は穀物の神・ニダバである。
マを「国(マ)」と読むと「産む国」である。
穀物の神を主神にしているのだから、穀物を産む国なのだ。
我が国の穀物の神は宇迦(うか)の御魂(みたま)と呼ばれ、
『延喜式』の「大殿祭祝詞」には「稲の霊だ」と書いてあるが、
実際には五穀から食物全般の守り神として崇められてきた。
魚はもちろん馬や牛の肉も入っている。
Ummaはウマと読まれるから、
太古のアラビアでは、まず食料だった「馬」の語源でもある。
このUmma=ウマを「宇間」と書くと「ウカン」とも読める。
ニダバはnをmに発音する沖縄ではミダバになり、
それが清音の南九州では「ミタマ」になる。
宇迦(うか)の御魂(みたま)は、
それを写した当て字としてピッタリであると同時に、
この国名と神名が、
沖縄を経由して入ってきたことを記録していたのである。
馬が古代アラビアで重要だったことを考えると、
バビロンは馬広野(パピロン)によく合う。
漢字も元をただせば楔型文字から進化したのだから
重箱強みは当たり前なのである。
その主神は朝日の神で、その名はマルヅク。
これは「丸、出来(づく)」に合う。
人類が最初に意識した丸いものは、月は欠けるから太陽である。
出て来る太陽とは「旭日昇天」で、
我が国と同じ信仰だ。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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