『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録37:10頁
だからここで「殷」について、
さらに見つかった最新情報をご報告申し上げておこう。
それは古代中国の政府が、我が国を「イヌ」の国と呼び、
それを国名として認めた事実の、絶対に動かない証拠なのである。
それはほかでもない、
志賀の島の金印である。
そこに彫られた文字を在来は、
「カンのワのナのコクオウ」と読むのだと決め、
私は「委奴はイヌである」と反対し続けてきたが、
それは委にはワという発音はなく、
一般にワと読まれている「倭」も漢魏音ではウワイだからだった。
そしてさらに中国人は、もっとよく委はイだと知っていた。
それは倭人を「東夷(イ)」の中に入れていることである。
彼らはそれだけでなく、同じ人々が中国より西にも居ることも知っていた。
それを「西夷=西のイヌ人の略」と呼んでいるからである。
だが今になってみれば、
殷人も倭人も夷も皆、
同じウバイド人の一族なのだから
中国人が知っていて当然だったのである。
漢の皇帝がくれた金印に間違ったことが彫ってあるはずがない。
委奴国王印は、
我が国の代表者が「イヌ=殷」人であって
漢人とも同族だと知っていたから、
わざわざ「漢の」と肩書語を付け加えたのだと解らねば、
学者としては半人前だということになる。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「フェニキア」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
「古代エジプト」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
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「アナトリア半島」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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