2009年10月20日火曜日

「美しい日本」は史実の常識化から

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録37:22頁

 こう解ると、スサノオの実体がさらに明確に理解できるし、

 醜悪に見えたのは史実ではなくて、神話化に原因があることも解る。

 垂仁天皇と卑弥呼の事件が完全に読み取れるのに、

 これが欠けていては『魏書倭人章』が読めたとはいえない。

 真実の史実は卑弥呼が天照大神としてウバイド以来の

 「絶対平和原則を守り通して自殺を選んだ、美しい歴史」だったことが、

 明確に浮び上がってくる。

 醜悪な印象どころか、正反対の印象を与える悲劇だったのである。

 これが奈良に行くと、卑弥呼だとされる箸墓の主は、

 三輪山の大蛇に騙されて箸で恥部を突いて

 自殺した下司話にされてしまっている。

 そこで実際に起こった住民の神=天皇家の事件なら、

 こんなにまで内容が暴落することなど絶対にあり得ないし、

 奈良は倭王・武=雄略天皇以後の倭国でしかない。

 箸墓はその侵入者の先祖を祭る塚に過ぎないから、

 そんな下らない話ににして、

 せめてもの腹癒せにしたのだと、

 読み取れなくてはいけない。

 史実は垂仁天皇が表向きは壹與を女王に政権を握り、

 武力国家を作って魏に対抗したのが、

 侵略者「神功皇后」として汚点を残したに過ぎない。

 だから世界の人々に、

 「美しい日本」を印象づけたければ、

 全日本人が、こうした事実を常識化しなければならない。

 それも迅速でなければならないと思うから、

 拙速を顧みず本講をお読み頂いているのである。

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
 「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
 「古代オリエントの用語一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
 「メソポタミア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「バビロニア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「ギリシア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「オリエント学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
 「アッシリア学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
 「中国学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
 「ギルガメシュ叙事詩」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
 「フェニキア」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
 「古代エジプト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
 「ヒッタイト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
 「アナトリア半島」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html 

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