『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録37:22頁
こう解ると、スサノオの実体がさらに明確に理解できるし、
醜悪に見えたのは史実ではなくて、神話化に原因があることも解る。
垂仁天皇と卑弥呼の事件が完全に読み取れるのに、
これが欠けていては『魏書倭人章』が読めたとはいえない。
真実の史実は卑弥呼が天照大神としてウバイド以来の
「絶対平和原則を守り通して自殺を選んだ、美しい歴史」だったことが、
明確に浮び上がってくる。
醜悪な印象どころか、正反対の印象を与える悲劇だったのである。
これが奈良に行くと、卑弥呼だとされる箸墓の主は、
三輪山の大蛇に騙されて箸で恥部を突いて
自殺した下司話にされてしまっている。
そこで実際に起こった住民の神=天皇家の事件なら、
こんなにまで内容が暴落することなど絶対にあり得ないし、
奈良は倭王・武=雄略天皇以後の倭国でしかない。
箸墓はその侵入者の先祖を祭る塚に過ぎないから、
そんな下らない話ににして、
せめてもの腹癒せにしたのだと、
読み取れなくてはいけない。
史実は垂仁天皇が表向きは壹與を女王に政権を握り、
武力国家を作って魏に対抗したのが、
侵略者「神功皇后」として汚点を残したに過ぎない。
だから世界の人々に、
「美しい日本」を印象づけたければ、
全日本人が、こうした事実を常識化しなければならない。
それも迅速でなければならないと思うから、
拙速を顧みず本講をお読み頂いているのである。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「フェニキア」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
「古代エジプト」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
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「アナトリア半島」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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