『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録37:18頁
「ニップル」が「日本の語源」だったことは先にもお話ししたが、
その主神は大地の神・エンヒルである。
我が国の神名にもヒルコとヒルメがあるが、
南九州語はヒルコをとヒーコ、ヒルメをとヒーメというから、
これが日子=男性と姫=女性で、
コとメは名とは別の性語尾をつけたもので、
実質の部分は「ヒル」=神である。
だからこれと全く同じ発音のヒルのつくエンヒルは、
我が国の神と同系の神だと判る。
するとヒルは神だから、エンが「大地」を意味するとわかる。
これで在来、不明のままだった
蛭子・彦・日霊女・姫の謎も解けたのである。
大地は国土そのものだから、それを常に守り、
永遠に立てて行く神と受け取ると、
『日本書紀』が初発の神とする国常立神と同じになる。
この神が「日本国」の神で、
ニッブルという国名がニッポンという国名と非常に近く、
しかも「日」を「ニッ」に近く発音するのは、
中国でもただ一か所、
広東省北東部の小県・梅県に住む客家(ハッカ)の人たちだけであり、
その人口は1~2万人に過ぎないし、
その発音もnitt'eu・ニッテウで、
日本の字は、とてもニッポンという発音にはならない。
これは「日本」という漢字名が先にあって、
ニッポンという発音が生まれたのではなく、
唐人にはニップヌ(ルはヌになる)と聞こえた国名が先にあって、
唐人がそれに
「日本と漢字を当て字したのだ」と教えているのである。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
「古代オリエントの用語一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
「メソポタミア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「バビロニア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「ギリシア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「オリエント学」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
「アッシリア学」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
「中国学」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
「ギルガメシュ叙事詩」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9 http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
「フェニキア」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
「古代エジプト」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
「ヒッタイト」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
「アナトリア半島」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
0 件のコメント:
コメントを投稿