2009年10月12日月曜日

『天狗』が立証する古代文化の高さ

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録37:14頁

 それに当て字した「田宮」が、どんなに古い姓であるかも、

 ここでよく肝に銘じておいて頂きたいが、この当て字が、

 またこの研究にとって非常に重要なキーになった

 「天狗」という名を産み出した事実を見落としてはならない。

 田はデンで、宮はクという読み方もある。

 また我が国には、百人一首のような清音流行時代があり、

 その逆に何でも彼でも濁るのが良いとする人々も実在したので、

 デンクをテンク、テングと発音した人々がいたのである。

 「狗」も、その「ク」への当て字の一つで、

 本来は稲作をする犬人を意味したが、

 田を天に変えることで、

 沖縄の天と、屋久島の狗奴国と、大隅隼人の犬とが合成されて、

 実に見事な部族表現になった。

 それはもちろん出身地も表現しているので、

 彼らが瑞穂田宮(メソポタミヤ)からきた人達だと

 認識して命名したのである。

 はるかな古代に、

 こんな洒落た名前を作り出す、

 高度の文化人たちが私たちの祖先だったことを、

 これは見事に記録している。

 猿田彦・天狗・兜布の問題は、

 これでまた一つ、

 出身地と文化の動かぬ証言を加えたが、

 そこは彼等の容貌や風俗、

 信仰や装具に至るまで、

 どこから来たかを余さず教えており、

 私たちがあらゆる角度から批判検討しても、

 それが全て史実に合致する、

 正確な記録だと確信させられる。

 田宮と天狗の関係は、

 決して単なる偶然や駄洒落ではなかったのである。

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
 「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
 「古代オリエントの用語一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
 「メソポタミア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「バビロニア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「ギリシア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「オリエント学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
 「アッシリア学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
 「中国学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
 「ギルガメシュ叙事詩」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
 「フェニキア」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
 「古代エジプト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
 「ヒッタイト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
 「アナトリア半島」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html

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