『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録37:6頁
これまで主題だったスサノオの故地・スサは
フジスタン地方にあって、
アケメネス王朝の
永田町=中央政庁の所在地.
真の首都といえる新市だったが、
国王は冬は暖かいバビロンにある冬宮に居り、
夏はエクバタナ(元メディア王国の首都)の夏宮に居るという状態で、
王の宮殿がある所が首都だとすれば、
五つの首都があったことになる。
もう一つの首都は
王朝の開祖・キュロス2世が建設し、
代々の王たちが即位式をした都で、
天皇家の京都にあたる儀式用都市・パサルダガエ(パルサ)。
そこから45kmの位置に、
さらに建設されたのがペルシャの国名のもとになった
最大の都市・ペルセポリスで、
ここは外国からの客を迎えるための外交、交易用に、
いろいろな工夫が凝らされている。
たとえば都市の玄関に当たるのは西から東へ昇る階段で、
朝日に向かって登らされる仕掛けになっている。
すでに我が国の「日の国思想」と無関係ではないことがわかる。
昇りきると大広間があり、
正面に石造牡牛座が2頭、左右対照に置かれている。
神社の狛犬と同じ発想だ。
壁面には古代ペルシャ、アッカド、エラム3語で、
「余、クシャヤールシヤン王は
アウラマツダ大神のご命令に従い、
この万国殿を建造した」
という碑文が彫ってある。
またこの宮殿の基礎の石面には
朝貢にやってきた国々の使節と献上物が延々と彫られている。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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