2013年4月29日月曜日

ははき木(5)



 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:4頁

 はじめに:ははき木(5)

  さて、この shiken / shikin の原語を追求したところ、

 インドの古代言語サンスクリット語 sikhin に由来するのが結論で、

 その意味は「智恵」である。

 また「智度」は同じくサンスクリット語の citta の音写で智恵を表す。

 さらに智恵、智識を表す用語として jñana があり、

 これこそ「シナノ」へ転訛した言語で、

 科濃の呼称の大元が阿智村智里であると述べた理由である。

 阿智神社の東を流れる川の名が梨子野川で、北方に梨子野山がある。

 また、阿智村の北に清内路村がある。

 この二つの地名は jñana の転訛であり、

 「シナノ」名を補足するものである。

  ところで、

 サンスクリット語を祖語とする用語が神名に付されているのは、

 仏教が渡来し、

 本地垂迹説が広がり影響した後の名称ではないかとの疑問が起こってくる。

 その妥当ではないことは、記紀の成立年代を考慮すれば明白になる。

 古事記は712年、

 日本書紀は720年に本地垂迹説が広がり始めるより

 100年余り前のことである。

 《Key Word》

 科濃・信濃

 梨子野川

 梨子野山

 阿智村智里

 清内路村
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