2013年4月28日日曜日

ははき木(4)



 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:3頁

 はじめに:ははき木(4)

 「安布智」は「大智」と解釈できる。

 また、「大智」いえば大智度論が想起されるが、

 これはインドの大乗仏教僧で漢名「龍樹」と呼ばれたナーガルジュナが著し、

 中央アジア地方から唐の長安に来たといわれる

 鳩摩羅汁(くまらじゅう)が漢訳した大品般若経の注釈書である。

 ここで問題は阿智神社が仏教寺院ではないことである。

 古来日本固有の宗教とされる神道の神社に智恵の神、

 仏教の般若の神が祀られていることが問題である。

 祭神名思兼と思金は異字同声である。

 両神名を音読みしてみると思兼 shiken 、思金は shikin で語幹は同じ、

 語尾が ken 、 kin と異なるといえ、これもほとんど同声である。

 このように日本固有の神道の神々の呼称を音訓化するなど

 異称から考察することが意義あることか検討してみる必要がある。

 この今までなされてこなかった手法で

 記紀神話を初めとする古代史に挑戦してみたのが本書である。

 特に西暦でいう一、二、三世紀の歴史は実に「箒木」で、

 時間的に過去のできごという絶対的条件もあり、

 「有りて無きもの、無きて有るもの」である。

 《Key Word》

 大智度論

 龍樹=ナーガルジュナ

 鳩摩羅汁(くまらじゅう)

 大品般若経

 阿智神社

 記紀神話

 大乗仏教
コメントを投稿