ブログのタイトル「大学院講義歴史(創世紀)」は、 日本は平成から西暦2019年に元号が令和に御代代わりしました。 また20世紀も20年前に終わりました。 21世紀は日本にとっても私にとっても「黄金の世紀」です。 「黄金の世紀」に向ってそれぞれが邁進しましょう。 第二次世界大戦(日本にとっては大東亜戦争)が終了して75年目を迎えました。 更に2018年は明治維新からは150年になります。 この間の19世紀20世紀の日本の諸外国との政治外交の歴史は 事により未だ不透明な霧に覆われたままであります。 現在、日・中・韓で歴史認識が問題になっていますが それぞれの当時国が真実の歴史は何であるかの認識にたって 真剣に物事を考え、発言しないと言うだけでは問題の解決にはならない。 令和2年4月吉日
2013年4月28日日曜日
ははき木(4)
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:3頁
はじめに:ははき木(4)
「安布智」は「大智」と解釈できる。
また、「大智」いえば大智度論が想起されるが、
これはインドの大乗仏教僧で漢名「龍樹」と呼ばれたナーガルジュナが著し、
中央アジア地方から唐の長安に来たといわれる
鳩摩羅汁(くまらじゅう)が漢訳した大品般若経の注釈書である。
ここで問題は阿智神社が仏教寺院ではないことである。
古来日本固有の宗教とされる神道の神社に智恵の神、
仏教の般若の神が祀られていることが問題である。
祭神名思兼と思金は異字同声である。
両神名を音読みしてみると思兼 shiken 、思金は shikin で語幹は同じ、
語尾が ken 、 kin と異なるといえ、これもほとんど同声である。
このように日本固有の神道の神々の呼称を音訓化するなど
異称から考察することが意義あることか検討してみる必要がある。
この今までなされてこなかった手法で
記紀神話を初めとする古代史に挑戦してみたのが本書である。
特に西暦でいう一、二、三世紀の歴史は実に「箒木」で、
時間的に過去のできごという絶対的条件もあり、
「有りて無きもの、無きて有るもの」である。
《Key Word》
大智度論
龍樹=ナーガルジュナ
鳩摩羅汁(くまらじゅう)
大品般若経
阿智神社
記紀神話
大乗仏教
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