ブログのタイトル「大学院講義歴史(創世紀)」は、 日本は平成から西暦2019年に元号が令和に御代代わりしました。 また20世紀も20年前に終わりました。 21世紀は日本にとっても私にとっても「黄金の世紀」です。 「黄金の世紀」に向ってそれぞれが邁進しましょう。 第二次世界大戦(日本にとっては大東亜戦争)が終了して75年目を迎えました。 更に2018年は明治維新からは150年になります。 この間の19世紀20世紀の日本の諸外国との政治外交の歴史は 事により未だ不透明な霧に覆われたままであります。 現在、日・中・韓で歴史認識が問題になっていますが それぞれの当時国が真実の歴史は何であるかの認識にたって 真剣に物事を考え、発言しないと言うだけでは問題の解決にはならない。 令和2年4月吉日
2013年4月25日木曜日
ははき木(1)
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:0頁
はじめに:ははき木(1)
「件木(くだんのき)は美濃信濃両国界、
その原ふや世やと云所にある木なり。
とほくてみれば、ははきをたてたるやうにたてり。
ちかくてみれば、それに似たる木もなし、
然れば、ありとはみれどあはぬ物たとへ侍り」
八世紀の前半、奈良時代に編まれた
「風土記」信濃国逸文「ははき木」の一説である。
遠くから見ると箒(ほおき)立てたような形のような木があるが、
近づいて見ると、そのような木は見えない。
それ故に、
あると見えているが、会うことができない物に例えられているという。
紫式部「源氏物語」の「箒木」巻は
この逸文に依って名づけられたものである。
さて、この箒木を概念的に解釈すれば、
「有りて無きもの、無きて有るもの」ということになる。
まさに、「色即是空、空即是色」で般若心経の真髄を表わしている。
《Key Word》
「風土記」信濃国逸文「ははき木」
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風土記
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源氏物語
箒木
色即是空、空即是色
般若心経
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