『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録39:18頁
この薩摩は、当て字を変えると「殺馬」とも書ける。
これは伊都国から水行20日の所にある「投馬」によく似ている。
こちらは『倭人章』の中では一度しか出てこないから、
偏の上部が見にくいと、どちらか判らなくなる文字である。
沢山書かれている壹の字とは違う。
そこで伊都からの距離を計算してみると、
伊都から邪馬壹国までは水行10日、陸行1月。
これは牛津の南から熊本県の八代までの航海と、
八代から球磨川沿いに鹿児島県の隼人まで歩く行程だと、
すでに確定しているから、
水行20日だと鹿児島県の川内市あたりに投馬国があることになる。
すると前にお話しした「委面土国」への疑念が一気に氷解する。
『後漢書』の最古版が引用されている北宋版の『通典』には、
帥升の肩書きが『委面土国王』と書かれている。
内藤湖南がこれを「ヤマト」と読めると主張した有名な国名である。
だが、委はウワイだから、あとの「面土」が小国名である。
漢魏音で
面はミャン、土はヅーだからミャンヅー、
するとその通りの発音をもった町がその薩摩郡にある。
それが宮之城だとお話ししたのである。
帥升の発音はスイサヌウ。
スサノオの名乗りをもつから、後漢代にはここが首都だったのである。
『倭人章』が邪馬壹国と並べて特記した投馬は、
やはり殺馬=薩摩だったのである。
だからこそ壹與は隼人からそこへ遷都したのだ。
出典:Wikipedia:ベルンハルド・カールグレン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3
出典:Wikipedia:加治木義博 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E6%B2%BB%E6%9C%A8%E7%BE%A9%E5%8D%9A
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
「歴史wiki-小事典」 http://hiki.cre.jp/history/?Glossary
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