2009年7月8日水曜日

方向も行程もすべて九州を指す

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録39:8頁

 『方向で確かめる』 

 次に九州か奈良かを左右し決定するのは、

 帯方郡からの行程記事である。

 帯方郡から出て、半島西岸を海岸沿いに船で南下し、

 半島の西南端で東に左折して、狗邪韓国に着くまでが七千余里。

 そこは対馬への最短距離にある地理条件と、

 その発音から計算して、

 当時の弁辰狗邪国(豊臣時代に風島(カゼしま)と呼ばれていた

 現在の巨済(コオヂェ)島)以外にはない。

 この島を「其北岸」と書くのは、

 倭人が主体の説明なのだから倭人圏の北岸だという意味で、

 『魏書』「韓章」にも「韓は南、倭と接す」と書き、

 すぐ南は倭人圏だとしている。

 それはここで行程を一たん切って、

 「七千余里」と締めくくっているのも、

 その前にわざわざ「韓国を歴(へ)て」と書いているのも、

 狗邪韓国人が倭人だと知っているためなのである。

 それが正しいことは、

 今、沖縄にある姓の「古謝」は「クジャ」と発音して

 3世紀の韓魏音の狗邪の発音そのままである。

 古謝は狗邪国王の名乗りの遺物なのである。

 そこから対馬へは90度右折する。

 これは明らかに九州を目指す方向転換である。

 対馬海流が東流していて、

 それを横断することは当時の手漕ぎ小型船には大変危険な航路である。

 だから目標が奈良なら、危険を冒して対馬に渡らなくても、

 そのまま海流に乗って進めば、楽に安全に若狭湾に着け、

 そこから陸路を南下すれば、より早く奈良に着けるのである。

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
 「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
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 「アッシリア学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
 「中国学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
 「ギルガメシュ叙事詩」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
 「フェニキア」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
 「古代エジプト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
 「ヒッタイト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
 「アナトリア半島」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
 「歴史wiki-小事典」  http://hiki.cre.jp/history/?Glossary

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