『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録39:6頁
だから志賀の島の『漢委奴国王』の金印の「委奴」も
在来の
「カンのワのナの国王」ではないことは決定的である。
上古音では<委>は<倭>と同じ発音だからウワイ、
<奴>は奴隷のドだから、
やはり「ウワイド」と呼ばれていた発音への当て字であることは動かない。
しかし<奴>の漢魏音は「ノ」だから、
沖縄と南中国で「ヌ」、
唐代の中世音で「ナ」に変化する。
「ド」は「ノ」の鼻濁音なのである。
これを見やすいように配列してみると、
委 奴 地名・姓名などの遺物
ウワイ ド 上井殿(うわいドン)=ワッドン(唐以後の大隅発音)
イ ド 井戸 (井戸はウバイド発祥で我が国だけがそれをイドと呼ぶ)
イ ノ 伊野 井野 猪野 伊能 稲生
イ ヌ 犬 (南九州語 イン)
イ ン 殷 婬 印度(印奴 因藤 犬童)
イ ナ 稲 伊那 伊奈 猪名 印南 稲美 伊彼 イナンナ女神
殷の自称はウバイドで委奴。
委の字をイと読む人々がつけた呼び名がイン。
ウバイド人は、
それにも「大・豊・栄」といった意味をもつ
好い文字「殷」を当て字したのだと解る。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「フェニキア」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
「歴史wiki-小事典」 http://hiki.cre.jp/history/?Glossary
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