2014年12月23日火曜日

三ツ鳥居と瑞垣⑤


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 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》

 Matのジオログ
 さいたま朝日WEB

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:815頁

 第十二章 大国主神と大物主神

 三ツ鳥居と瑞垣⑤

  ここで三ツ鳥居の意義について考察してみたい。

 ウシャス女神は「御子」であるからには、その親神は「日向」である。

 日向神はいうまでもなくディアウス神であり、

 divasa で日神である大物主神であるが、

 暁(天門)の向う(奥)に坐す(次に現れる)のは

 太陽である天照大神ということになる。

 天照大神は天界の支配的神である。

 この「天・天空」を表わす用語が 

 cuturth (第四位で空(くう)を象徴する) の派生語で tūrya で、

 これも第四位の「空」を表わす。

 「空」は「天空、天界」に通じ、 tūrya はその象徴である。

 この用語が「鳥居」と転写されたのである。

 その様子は既に第11章の「稲荷、黄金山信仰」で、

 稲荷神社の赤鳥居に対する想念として紹介した。

 大神神社の場合も既にみたように雲や太陽神への

 信仰から天空への想念が強い。

 tūrya は traya (tri-) にその訓音が近くその字義が

 「三」 を表わし、「三重の、三より成る、三種の」の意味でもある。

 これらの概念を表現したのが「三ツ」鳥居である。

 traya と祖語を同じくする。
 
 同様の概念で鳥居を「三」に構えたのが

 京都市右京区太秦森の東木嶋坐天照御魂神社の

 境内にある三角形、三本柱の鳥居である。

《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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