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《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
Matのジオログ
さいたま朝日WEB
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:815頁
第十二章 大国主神と大物主神
三ツ鳥居と瑞垣⑤
ここで三ツ鳥居の意義について考察してみたい。
ウシャス女神は「御子」であるからには、その親神は「日向」である。
日向神はいうまでもなくディアウス神であり、
divasa で日神である大物主神であるが、
暁(天門)の向う(奥)に坐す(次に現れる)のは
太陽である天照大神ということになる。
天照大神は天界の支配的神である。
この「天・天空」を表わす用語が
cuturth (第四位で空(くう)を象徴する) の派生語で tūrya で、
これも第四位の「空」を表わす。
「空」は「天空、天界」に通じ、 tūrya はその象徴である。
この用語が「鳥居」と転写されたのである。
その様子は既に第11章の「稲荷、黄金山信仰」で、
稲荷神社の赤鳥居に対する想念として紹介した。
大神神社の場合も既にみたように雲や太陽神への
信仰から天空への想念が強い。
tūrya は traya (tri-) にその訓音が近くその字義が
「三」 を表わし、「三重の、三より成る、三種の」の意味でもある。
これらの概念を表現したのが「三ツ」鳥居である。
traya と祖語を同じくする。
同様の概念で鳥居を「三」に構えたのが
京都市右京区太秦森の東木嶋坐天照御魂神社の
境内にある三角形、三本柱の鳥居である。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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