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《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
Matのジオログ
さいたま朝日WEB
『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:821・822頁
第十二章 大国主神と大物主神
青垣と神社②
ラテン語の cerat は「角」であるが、
ドイツ語 Gurt は「帯、紐」である。
これらの用語が持っている概念がシンジャールである。
「青垣」はこの sinjer を祖語とするサンスクリット語の
śṛṅga(シンガ):角を音写した用語である。
メソポタミアのアルパチア遺跡から出土した碗に描かれた
高床式建物の屋根は牛角の形容をみせていた。
その高床式建物を守るために垣、壁が
備え付けられただろうことも考察した。
それらを総合した神殿 sig (壁)-gur (穀倉)が
シンジャールなのである。
「青垣」 の音訓は sei-en (日本語音訓)だが、
古語では sin-gan であったとみられる。
垣は「クァン、グワン」と訓まれた。
漢音に於いては qing-yen である。
Singan は śṛṅga またはその同義の śṛṅgaka である。
三輪山はその śṛṅga の概念に合致する円錐形の山容である。
三輪山は確かに緑の樹木に包まれ、
その状態から「青」が連想され用いられたと想像できるが、
実は「青」には別の理由も考えられる。
桜井茶臼山古墳の遺物の中に碧玉製の玉杖があったのを始め、
三輪山の山ノ神祭祀遺跡からは五個以上の碧玉製曲玉、
南麓の脇本遺跡の菅玉など、
この周辺からは緑色、青色の宝玉が多く出土している。
それには理由があり、大物主神であるインドラ神は
indra-nīla といって青玉(サファイア)、
緑柱石(エメラルド)と結びつけられ、
それらの宝玉に飾られているからである。
Nīla は「青、蒼、青緑、紺青」の色を表わす。
さらに「黒い、暗青色」を含む。
Mahā-nīla はサファイアをいう。
この概念が「青」字を使わせたのである。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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