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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:762頁
第十二章 大国神と大物主神
大物主神の奉祭氏族:登美族(13)
しかし、この挿話は「カワヤ」から連想された話である。
本実のところは、
「カワヤ」は「𤭖玉(みかたま)を作る者」である「陶工を表わす。
「カワ」はサンスクリット語の
kubha(kumbha)で「壺、甕、瓶」を語義とする。
カワヤは「壺屋(クワヤ)」である。
この「クワヤ」が延喜式神名帳河内国茨田郡に載る
「細屋神社」の祖型で、現在寝屋川市秦(はだ)町に鎮座する。
その祭神については、
秦氏の入って来た以前と以後で変更があったとみられ、
現在は「細屋(ほそや)」が「星屋」に近いことから
「天神、星屋、星天宮」とあいまいである。
しかし、「細」は記紀の孝霊天皇条に登場する。
「十市縣主」の祖、大目の女、名細比売命」にあるように
「クワ」あるいは「クワン」で、
「細屋」は「クワヤ」であったと考える。
勢夜陀多良比売命はこの辺りにいたのである。
『日本書紀』のいう同姫の名称「玉櫛」は
「櫛𤭖玉」より作られた名称で、そこには「𤭖」が介在する。
秦町の東端に加茂神社が鎮座するが、
「カモ」は khamat 穴持であったから
単なる壺ではなく二重口縁壺が
焼かれていたとすることができる。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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