『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録38:27頁
この倭をウワイと発音するような、
外国名への当て字音が漢字本来の中国語音でなく、
外国語名詞本来の発音に変わるのもまた、
漢字による当て字独特の現象である。
飛鳥、春日、大和、陸奥、英吉利、仏蘭西、独逸など数多くの実例は、
よくご存じの通りである。
また倭だけで人種を意味しているから、
「倭人」と書いて「人」をダブらせる必要はない。
それなのに
『魏書倭人章』は「倭人」と書く。
これは人の字を、
日本語で「ト」と読まなければウワイトにならないから、
この文字を選んだのは魏人ではなく、
倭人自身がウバイドの訛りであるウワイトを
漢字で表現しようと考案して使ったものだと解る。
このように人種名は、ウバイド人が始めた
農耕文明政体が、様々な文明を生み、
経済発展を遂げながら拡大して
全世界に広がって行き、現代に至ったが、
そのうち最も遅くまでウバイドの名を継承していたのは、
A.C.640年ごろに日本と改名した倭人だけであるという事実である。
世界に国家が発生する以前、
まだ「国」という概念さえ生まれなかった時には、
世界を一軒の家、母屋と離れ座敷、本家と分家と考え、
互いに助け合って人類繁栄を計っていた。
それ「八紘一宇」と表現したのが、
あの神武建国の真意だったのである。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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