『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録38:17頁
このことは何を私たちに教えてくれるのか?。
ウバイドの伝統は「遷都」にあったのだから、
末盧と伊都になる前は、
そこがウバイド=倭人の都だったということである。
それが国名を二分して、
馬津国と伊都国とに分割されているのだから、
どこかへ遷都した跡だけになっている。
ここでもう一度『風土記』を読み返してみると、
『播磨の国風土記』の「宍禾(しさわ)郡」の中に、
宇波良(ウバラ)という村名と、
表戸(ウハト)という地名がある。
宇波良はウバ国のこと、
表戸はウワ人で、
漢音で読むと「ヒョウゴ」。
播唐の国の後身が現在の兵庫県であることに合う。
しかし九州北部から直接、兵庫県へ遷都したのでないことは、
国名の播磨が数えている。
私たちは既に播磨がハリ国であり、
それは『魏書倭人章』中の
旁国・巴利国=隼人町が拡大移動した後だと知っている。
だから九州北部のウバイドは、
九州南部の隼人に遷都し、
その後、兵庫県へ遷都したのだと判る。
それだけでなく、ウバラは「茨」だから、
茨木は「ウバ国王(ラキ)」で、茨城も同じだ。
大坂府の茨木へ遷り、さらに関東へ行ったのである。
そのコースも伊勢の鳥羽から伊豆へ海上を進み、
さらに千葉の夷隅郡に行き、茨城に落ち着いたことは既に見た。
倭人の国名、地名は奈良時代以後、徹底的に消された。
それなのにこんなに残っているのである。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「アナトリア半島」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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