『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録38:12頁
ここまで判ると、従来、かなり信じられていた
「神武紀元」の大和肇国も「神武東征」も完全に消滅してしまい、
後にはスメル紀元の「遷都」だけが残る。
それも今、
ここで大洪水後の最初の都市国家・
キシュにまで遡ることが「確認」できたのである。
では神武とは何だったのか?。
それは邇芸(ニギ)速日(ソカ)=逃げ蘇我、
鳥見屋媛・三炊屋媛=豊郷食炊屋姫=推古天皇、
宇摩志麻遅=ウマ子馬チ=馬木=マキ・ウマコ=厩戸=聖徒太子という
登場人物の名から既に証明済みのように、
天智天皇の大化改新こと、
倭人女帝制を一時的に男帝朝に改めた不成功革命の、
真相を包み込んだ、やむを得ない「記念品」だったのである。
彼の革命は天武天皇の反革命で短命に終わったが、
それは唐の侵略を食い止めたという最大の成功を収めた。
それをさらに永続させるために、
対唐宣伝用に作成されたのが『日本書紀』だったが、
そこに真実を書くことはできない。
しかし国民は生々しく史実を知っている。
ただ時が経過すれば、事件の概要は知っていても、
それが何年何月の事件だったかは、朦朧となることも知っていた。
こうした洞察と工夫によって、組み立てられたものが、
神武東征と神武紀元だったのである。
だから神武天皇は当然、天智天皇自身がモデルだったし、
その敵は蘇我=ソナカ=ウバイド
(倭人)女帝国=観世音信仰仏教体制だったのである。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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