『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録38:19頁
私が少年時代から蓄積した貝類学の知識を活用して、
青銅貯貝器などに遺されている貝貨を精査した結果、
貝貨が最も威力を発揮したのは、
古代中国の殷(商)帝国時代からであって、
それが物々交換経済を通貨経済に飛躍させ、
中国に新時代を開いたことが史実であったことと、
その時、使用された宝貝が総て沖縄海域産だったことが、
徹底的に確認できた。
その後、それが貨幣として広く世界で用いられたが、
のちに金属貨幣に姿を変えたのは、海産の生物では量に限りがあり、
人類の需要を賄いきれなくなったからであることは、
古代には辺境に過ぎなかったイギリスでさえ、
宝貝を「コーリー」と呼んでいる事実からも、
のちに宝飾品として用いた歴史が全世界に分布していることでも、
またさらにカリエン人が今も世界の辺境で、
金属加工業者として金銀銅製品の手工業を生計にしている事実と、
その携帯用の「手炙(あぶ)り型土器」が、
わが国で多数発掘されている土器と同型であることなどによって、
生々しい現実感をもって納得させてくれるのである。
これで殷以後の中国青銅器文明が、
結局はカリエン(カルデア人=スメル人)の貨幣経済の副産物であり、
それは茨城県の稲敷を経由して中国に渡り、
そのコースに2200kmのレイ・ラインを設定して、
カルデア天文学の遺物として現在まで残した。ということになる。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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