『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録38:26頁
では、殷が首都になったのか?。
それとも首都は日本列島にあって、
殷は植民地にすぎなかったのかを考えてみよう。
それに答えてくれるのは殷と倭人という二つの国名である。
この二つの国名はどちらも中国の文字で表現したものである。
この文字は普通「漢字」と呼ぶが、
原形は殷の時代に考案された。
それがスメルの楔形文字とエジプトの象形文字とに
多くの一致点をもっているので、
殷文明のルーツはどこか、早くから判っていた。
ウバイドに対する当て字だと解っている
「倭人」を分析してみると、
倭の、旁(つくり)の委は、
上の「禾」は、稲や稗や黍や麦などの、
穂が出て穀物を実らせる禾本科植物を意味し、
下の「女」は、それを栽培し、
それで食事を作って、
管理している、のが「女」だという特徴を示している。
そしてこの場合は人扁(にんべん)は人種を意味しているから、
女性支配の農業国の名になる。
だからそれは最初からウバイドの国を意味していたのである。
それなのに何故?それは殷でなく、わが国の名になったのであろう?。
いや<委>も<倭>も初めは、旁(つくり)の音で「イ」だったのである。
だから「イン=倭の」だったのだが、
「豊か」といういい意味のイン=殷の字に変えたのだ。
そして「倭」の字の発音は「イ」でなく「ウワイ」に変わった。
これは我が国の国名がウワイトと呼ばれていたから、
当て字の発音もそれに従って変わったのだ。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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