2009年9月26日土曜日

「倭」の字が語る国体と殷との関係

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録38:26頁

 では、殷が首都になったのか?。

 それとも首都は日本列島にあって、

 殷は植民地にすぎなかったのかを考えてみよう。

 それに答えてくれるのは殷と倭人という二つの国名である。

 この二つの国名はどちらも中国の文字で表現したものである。

 この文字は普通「漢字」と呼ぶが、

 原形は殷の時代に考案された。

 それがスメルの楔形文字とエジプトの象形文字とに

 多くの一致点をもっているので、

 殷文明のルーツはどこか、早くから判っていた。

 ウバイドに対する当て字だと解っている

 「倭人」を分析してみると、

 倭の、旁(つくり)の委は、

 上の「禾」は、稲や稗や黍や麦などの、

 穂が出て穀物を実らせる禾本科植物を意味し、

 下の「女」は、それを栽培し、

 それで食事を作って、

 管理している、のが「女」だという特徴を示している。

 そしてこの場合は人扁(にんべん)は人種を意味しているから、

 女性支配の農業国の名になる。

 だからそれは最初からウバイドの国を意味していたのである。

 それなのに何故?それは殷でなく、わが国の名になったのであろう?。

 いや<委>も<倭>も初めは、旁(つくり)の音で「イ」だったのである。

 だから「イン=倭の」だったのだが、

 「豊か」といういい意味のイン=殷の字に変えたのだ。

 そして「倭」の字の発音は「イ」でなく「ウワイ」に変わった。

 これは我が国の国名がウワイトと呼ばれていたから、

 当て字の発音もそれに従って変わったのだ。
 
 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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 「フェニキア」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
 「古代エジプト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
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 「アナトリア半島」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html

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