2009年9月6日日曜日

短潔が特徴のスメル語名詞

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録38:4頁

 この傍証に挙げた使用例をみると、

 どれもが非常に古代からのものであるのに対し、

 長く引っ張る発音は、すべて後世のもの、

 または欧米の研究家のものを、

 安易にカナ書きにしたものばかりである。

 だからこれだけでも古代のスメル語名は

 短い発音のほうが正しいと考えられるが、

 念のためさらに、現在もっとも権威のある結論と考えられる

 シカゴ大学東洋研究所の

 サウキルト・ヤコブセン教授の研究論から、

 スメル都市圏家形成時のウルク市遺跡中の

 「ウルク第4層」から発掘された、

 長音の絵文字にある重要な名詞を、

 観察分析して結論して行けば、

 より一層、確定的に定義できる。

 Uk kin ウッキン これは国の運営を論議する集会、集団で、
          今の国会の原始的なもの。

 Ab ba  アッバ  これは国家の指導者たち。
          長老と訳したものもある。

 Sangu  サングウ 神殿の最高位の司祭者。
          皇太神宮の斎宮に当たる。

 この名詞を日本語として読んでみると次のように一致点がある。

 「ウッ=打つ、ぶつ」で「議会で演説をぶつ君」。

 「アッバ=阿婆さん、家長婦人」で、

 今のカレン人のように村毎に家長の老婆がいて、

 それが都市国家になっても君臨して、

 女帝政治が行なわれていた。

 「サングウ=参宮=宮司」。

 「参宮者」「伊勢参宮」という熟語の語源。

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
 「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
 「古代オリエントの用語一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
 「メソポタミア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「バビロニア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「ギリシア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「オリエント学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
 「アッシリア学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
 「中国学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
 「ギルガメシュ叙事詩」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
 「フェニキア」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
 「古代エジプト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
 「ヒッタイト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
 「アナトリア半島」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html

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