『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録38:4頁
この傍証に挙げた使用例をみると、
どれもが非常に古代からのものであるのに対し、
長く引っ張る発音は、すべて後世のもの、
または欧米の研究家のものを、
安易にカナ書きにしたものばかりである。
だからこれだけでも古代のスメル語名は
短い発音のほうが正しいと考えられるが、
念のためさらに、現在もっとも権威のある結論と考えられる
シカゴ大学東洋研究所の
サウキルト・ヤコブセン教授の研究論から、
スメル都市圏家形成時のウルク市遺跡中の
「ウルク第4層」から発掘された、
長音の絵文字にある重要な名詞を、
観察分析して結論して行けば、
より一層、確定的に定義できる。
Uk kin ウッキン これは国の運営を論議する集会、集団で、
今の国会の原始的なもの。
Ab ba アッバ これは国家の指導者たち。
長老と訳したものもある。
Sangu サングウ 神殿の最高位の司祭者。
皇太神宮の斎宮に当たる。
この名詞を日本語として読んでみると次のように一致点がある。
「ウッ=打つ、ぶつ」で「議会で演説をぶつ君」。
「アッバ=阿婆さん、家長婦人」で、
今のカレン人のように村毎に家長の老婆がいて、
それが都市国家になっても君臨して、
女帝政治が行なわれていた。
「サングウ=参宮=宮司」。
「参宮者」「伊勢参宮」という熟語の語源。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「中国学」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
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「フェニキア」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
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「アナトリア半島」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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