『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録40:30頁
太陽は天の中心に居て四方を照らす天照大(オ)神で、
それに仕えるのが大女(ミ)神=女王。
これが初期のウバイド信仰だったと解る。
この村落の中心に神殿を置く思想は世界に広く広まった。
キリスト教会もその伝統の後継者である。
しかし経済発展と戦争と移住と開発とがその原則を崩して行き、
教団は虚栄に傾いて本質を失い、その痕跡しか認められない。
それは我が国も同じだが神殿数と普及率は世界第一である。
これはキリスト教やイスラム教徒たちが
勢力誇示のため大教会=大神殿を建て続けたためだが、
我が国はそんな愚行に陥ることなく
質素な神殿を村落に建てて伝統を守ってきた。
これが倭人=ウバイドの本流が我が国である所以であり、
それとともにスメラギやスべル=統べる、
といった言葉も伝え続けてきたのである。
こう見てくると、
その本流を狂わせたのが、
ソナカやウッタラの仏教宣布団だった。
卑弥呼・壹與時代はその大変動期だったのである。
相次ぐ倭国動乱が応神皇朝を生み、
倭の五王の東征(神武東征譚の主体)によって、
近畿までを版図に納めたのであって、
今の天皇家の大和朝廷を『建国』とするなら、
それは在来の通説よりも5世紀遅くなる。
だが史実であるウッタラたちの大和朝廷なら、
銅鐸発生期に遡り、
殷商帝国を建国した時期を考えれば、3000数百年前、
ウバイドなら8000年前に
建国したという真実があるのである。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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