『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録40:11頁
その築造の経緯も「三国史記」の記事で、
百済・蓋鹵王すなわち仁徳天皇系の倭王・興=安康天皇が
高句麗の間者・道琳の口車に乗せられて造り、
国力を消耗して身を滅ぼした事情が詳細に判っている。
このことはハシの語源の長谷・泊瀬は、
蓋鹵王の所領「百済=ハッセイ⇒ハセ」で、
その大隅訛りが「ハシ」であることを、
さらに重ねて証言しているから
それは前方後円という新型式の代名詞「百済墓」だったのが、
一番有力な真意である。
古墳には埴輪が置かれている。
それを造り、古墳を造営した豪族が土師氏である。
これらの名詞群はもとは同じものだと判るが、
以上のどれ一つを取っても、
箸墓は3 世紀の卑弥呼の墓ではありえない。
『箸墓の埴輪』
それを暖昧な伝承でなく、
大量に残っていた遺物でさらに証明するのが埴輪である。
箸墓は昭和50年代の始めに実施した陵墓補修で
筒型をした埴輪が大量に発見された。
この特殊土器埴輪は吉備で発生後、
かなりの時を経て畿内に伝わったことが確認されでいる。
ところが『日本書紀』垂仁28年と32年に、
皇弟・倭彦命が亡くなったとき殉葬者たちの叫びが煩いため、
土器で人型を作った殉死者の代用品=埴輪が発明されたとあり、
卑弥呼のときにはまだ埴輪はない。
しかも出土したのは人型埴輪でなく後世の特殊土器埴輪なのだ。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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