『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録40:10頁
私たちはすでに大和朝廷は、
高市に入った倭王・武=雄略天皇以後の朝廷だと知っている。
その都は泊瀬の朝倉の宮(紀)・長谷の朝倉の宮(記)。
この天皇の名乗りは大泊瀬の幼武(紀)・大長谷の若建(記)。
また武烈天皇は小泊瀬の幼鶺鴒(紀)・小長谷の若雀(記)。
大はオオで倭と同じ、小もオで同じ、
文字は区別のため変えてあるだけだから、
どちらかのハセと考えていいし、
またこのハセは百済への当て字なのだから、
百済を名乗りにもつ人の墓と考えてもいいが、
百襲はハソでハセとは読まないから、
ハソバカでないといけないが、
ハセなら沖縄大隅語で
「ハシ」と発音するから「箸」と当て字する人もある。
また古墳を造成し、
管理した部族は土師氏だから、土師をハシと呼んだ可能性もある。
箸墓古墳の名はこれらのハシ以外に考えられないが、
この名の由来を訊ねられた物知りが、
地元の伝承「大三輪伝説」と結びつけて、
自殺の道具に箸を使ったから「ハシバカ」という名がついたのだ。
とコジつけたものが、
百襲姫=卑弥呼の自殺を説明する定説だということになり、
百襲姫の墓と盲信された。
しかし箸墓は前方後円墳だから
直径ではなく縦はいくら、横はいくらと書く必要があるのに、
卑弥呼の墓は「径百余歩」とあるから円墳だ。
箸墓はその前方後円の姿で、
仁徳大仙陵に始まる4~5世紀古墳群の一つだと告白している。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
「古代オリエントの用語一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
「メソポタミア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「バビロニア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「ギリシア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「オリエント学」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
「アッシリア学」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
「中国学」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
「ギルガメシュ叙事詩」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9 http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
「フェニキア」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
「古代エジプト」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
「ヒッタイト」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
「アナトリア半島」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
0 件のコメント:
コメントを投稿