『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録40:13頁
卑弥呼の遷都は、近親である高句麗王・位宮や、
それまで保護者として畏敬してきた公孫氏が、
次々に魏に侵略され国を奪われた惨劇を身近に感じた卑弥呼が、
切迫する戦禍対策として打った対魏親善外交と表裏一体をなす、
他に選択の余地のない非常行動だった。
これは彼女の女王国が朝鮮半島と隣接していたためであって、
はるか東方の奈良が都だったのなら、
遠く離れた朝鮮で何が起こっていようと、
七万戸=百数十万人もの人々を、
はるばる水行10日、陸行1か月もの遠距離へ
大変な苦労を重ねながら大移動させる必要はない。
だから『倭人章』が書く彼女の遷都は、
都が九州で、絶対に奈良ではないという証拠である。
『倭人章』はその遷都を詳細に記録している。
それは梯儁の拜仮が伊都時代を記録。
張政の水行10日が八代を記録。
陸行1 カ月が隼人・国分を記録。
そこにウワイ=「倭」という国名への邦文の当て字「上井」が、
今もなお地名として残っているのだ。
さらに「女王の所都」と張政が書いた「邪馬壹国」の名もまたそこに残っている。
邪馬壹は唐代以後は読み方がヤマイチと変わり、
ヤに八、マに助詞のンが付けられて幡、イチも市の字が当てられて
八幡市(はまんち)という宗教商工都市として栄えた。
そこには今もそのままハマンチ(浜之市)という地名が遺り、
最古の八幡宮である元「大隅一之宮」=鹿児島神宮が遺っている。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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