2009年8月9日日曜日

大和説を徹底否認する遷都記事と遺跡

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録40:13頁

 卑弥呼の遷都は、近親である高句麗王・位宮や、

 それまで保護者として畏敬してきた公孫氏が、

 次々に魏に侵略され国を奪われた惨劇を身近に感じた卑弥呼が、

 切迫する戦禍対策として打った対魏親善外交と表裏一体をなす、

 他に選択の余地のない非常行動だった。

 これは彼女の女王国が朝鮮半島と隣接していたためであって、

 はるか東方の奈良が都だったのなら、

 遠く離れた朝鮮で何が起こっていようと、

 七万戸=百数十万人もの人々を、

 はるばる水行10日、陸行1か月もの遠距離へ

 大変な苦労を重ねながら大移動させる必要はない。

 だから『倭人章』が書く彼女の遷都は、

 都が九州で、絶対に奈良ではないという証拠である。

 『倭人章』はその遷都を詳細に記録している。

 それは梯儁の拜仮が伊都時代を記録。

 張政の水行10日が八代を記録。

 陸行1 カ月が隼人・国分を記録。

 そこにウワイ=「倭」という国名への邦文の当て字「上井」が、

 今もなお地名として残っているのだ。

 さらに「女王の所都」と張政が書いた「邪馬壹国」の名もまたそこに残っている。

 邪馬壹は唐代以後は読み方がヤマイチと変わり、

 ヤに八、マに助詞のンが付けられて幡、イチも市の字が当てられて
 
八幡市(はまんち)という宗教商工都市として栄えた。

 そこには今もそのままハマンチ(浜之市)という地名が遺り、

 最古の八幡宮である元「大隅一之宮」=鹿児島神宮が遺っている。

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
 「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
 「古代オリエントの用語一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
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 「ギリシア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「オリエント学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
 「アッシリア学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
 「中国学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
 「ギルガメシュ叙事詩」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
 「フェニキア」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
 「古代エジプト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
 「ヒッタイト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
 「アナトリア半島」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html

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