『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録40:17頁
大学院講義録39ですでにご存じの通り、
歩き巫女はジプシーや、シベリアのシャーマンとも共通している。
シャーマンは沙門というれっきとした仏僧の一種だったが、
呪術師と化してしまった人々で、
青森の恐山のイタコや沖縄のユタ類似のものであり、
仏教と神道とがどういう関係にあるかを教えてくれるし、
その根を辿ればオリエントの信仰に遡り、
アレクサンドロスの母が奉じた宗教も、
アブラハムが承け継いだバビロンの信仰も、
アーリヤ人がインドに広めたバラモン教も、
それから派生した仏教も、
源流に遡れば一系になることに変わりはない。
また途中で逸れてしまったが
『記・紀』の神名にある鮮卑、東夷の首長の名は、
もともと中国北辺の住民が、
日本列島からの移住者だった、という事実の証拠になっている。
烏孫と書くウースンが大隅のことで、
宇迦之(ウカノ)山、宇迦之御魂と同名の烏丸(ウカン)は、
『魏書』に「烏丸・鮮卑・東夷」とトップに挙げられている大国だが、
我が国の明治以前の首都・京都の下京区四条には、
烏丸の文字はそのまま使い、
発音だけをカラスマと読み変えた地名が今なお残っている。
このウカは「大日」如来から来ており、
本土語のオカだから岡や遠賀のつく地名や姓の本体であり、
大日如来は我が国ではビルシャナ仏(毘盧遮那仏=奈良の大仏も同じ)と呼ぶが、
ミヤンマーもビルマ=毘盧国を国名にしているのである。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
「古代オリエントの用語一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
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「ギリシア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
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「アッシリア学」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
「中国学」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
「ギルガメシュ叙事詩」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9 http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
「フェニキア」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
「古代エジプト」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
「ヒッタイト」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
「アナトリア半島」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語― http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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