2009年8月2日日曜日

「至○○国○里」は「○○国まで○里」

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録40:6頁

 この「水行10日、陸行1月」は、

 一見暖昧でいい加減な表現に見えるため、

 『魏書倭人(ウワイト)章』そのものを粗雑な文献だと思わせ、

 「大和説」を発生させた原因の一つになっている。

 だが、これも読む方が「 いい加減」だったのであって、

 全文をよく読めば、この「水行10日陸行1月」や「水行2日」が、

 他の部分にさらに里数で表示されている。

 これは文献の正しい読み方を教えているから、

 この機会にお話ししておこう。

 旁国の後に狗奴国を書いた後、

 「自郡 至女王国 萬二千余里」と書いてある。

 いうまでもなくこれは帯方郡から女王国までの距離の「総括」なのである。

 ここにもう一つ、大切な証拠がある。

 それは「至女王国」である。

 この書き方は「至奴国~至不弥国~至殺馬国~至邪馬壹国という記事の、

 正しい読み方を説明して教えている。

 「自郡 至女王国」は「郡から女王国に着く」ではなくて、

 「郡から女王国までは」(萬二千余里ある)が正しい読み方である。

 だから伊都国を起点にした

 「至奴国~至不弥国~至殺馬国~至邪馬壹国」も総て、

 伊都国から「奴国までは百里」「不弥国までは百里」という、

 伊都を起点にした距離説明である。

 それを「至」は「着く」だと思い込んで、

 次々に連続通過するコースだと主張した大和説者は、

 余りにも漢文に無知過ぎたのである。

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
 「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
 「古代オリエントの用語一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
 「メソポタミア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「バビロニア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「ギリシア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「オリエント学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
 「アッシリア学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
 「中国学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
 「ギルガメシュ叙事詩」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
 「フェニキア」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
 「古代エジプト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
 「ヒッタイト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
 「アナトリア半島」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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