2014年11月15日土曜日

大穴持命と出雲(1)熊野神社と来待神社②


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 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:786頁

 第十二章 大国主神と大物主神

 大穴持命と出雲(1)熊野神社と来待神社②

  八束郡八雲村東岩坂に鎮座する毛社神社の

 「毛」はこの kha が祖語であろう。

 毛社は熊野大社をいう。

 そして松江市大庭の神魂(かもす)神社 kha-mat に係わる。

 同社の神体は杵築大社と同様「釜」である。

 𤭖玉が雲であることは既に述べた。

 Khamat である「カマ、キマ」はまた雲を表わす。

 八雲村の熊野の「クマ」はこの転訛である。

 同社西方の松江市の熊山、空山、

 その南大原郡大東町の薦澤(こもざわ)などの地名を考慮すると

 熊野は「雲野」である。

 熊野大社は延喜式神名帳に「熊野坐神社名神大」と載る

 意宇郡に於いて最も貴重な神社で、

 最も古い神社と考えられている。

 祭神は素盞鳴尊であるが、

 出雲国造神賀詞に「加夫呂伎熊野大神櫛御気野命」とあり、

 「御気野命」が祖神であったことを窺わせている。

 「御毛野」とも表記される。

 「ミケノ」は「雲(megha)野」ではあるが、

 しかしその原初はより複雑である。

 というのも「毛(気)野」が

  kha の派生語 khana の音写とみられるからで、

 同じく「穴」を表わし大穴持命が祀られていた可能性がある。

《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  

 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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