ブログのタイトル「大学院講義歴史(創世紀)」は、 日本は平成から西暦2019年に元号が令和に御代代わりしました。 また20世紀も20年前に終わりました。 21世紀は日本にとっても私にとっても「黄金の世紀」です。 「黄金の世紀」に向ってそれぞれが邁進しましょう。 第二次世界大戦(日本にとっては大東亜戦争)が終了して75年目を迎えました。 更に2018年は明治維新からは150年になります。 この間の19世紀20世紀の日本の諸外国との政治外交の歴史は 事により未だ不透明な霧に覆われたままであります。 現在、日・中・韓で歴史認識が問題になっていますが それぞれの当時国が真実の歴史は何であるかの認識にたって 真剣に物事を考え、発言しないと言うだけでは問題の解決にはならない。 令和2年4月吉日
2013年5月8日水曜日
祝祭(ハフリ)(2)
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:13頁
第一章 祝祭 祝祭(ハフリ)(2)
ところで、阿智神社を奉祀したのは阿智祝と伝えられ、
八意思兼神、天表春命はこの祝部の祖神である。
風土記逸文に出てきた地名(ふせや伏谷)であるが、
かっては阿智伏谷と合わせて呼ばれていたのではないかと
推測される。
阿智伏谷は
サンスクリット語に祭司を表す adhivarya とみられるし、
阿智はこの語から生まれたと考えられる。
祭司=アチヴァーヤは供儀の祭を行う実務に精通しており
実行の際には主宰する神官で、
祭は数種の職制に分かれて取り行われるが、
その第一に位するものである。
八意思兼神は、
このアチヴァーヤであり、阿智祝であったのである。
さらに注目すべき、明らかになってきた重要な点は、
天石屋戸における神集いは供儀の祭、
つまり動物などの犠牲を神に供えて
祈願を行う祝祭の情景を描いたものであることである。
《Key Word》
阿智神社・長野県
阿智祝
八意思兼神
天表春命
祝部の祖神
阿智伏谷
adhivarya=祭司
阿智祝
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