2013年5月8日水曜日

祝祭(ハフリ)(2)



 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:13頁

 第一章 祝祭 祝祭(ハフリ)(2)

  ところで、阿智神社を奉祀したのは阿智祝と伝えられ、

 八意思兼神、天表春命はこの祝部の祖神である。

 風土記逸文に出てきた地名(ふせや伏谷)であるが、

 かっては阿智伏谷と合わせて呼ばれていたのではないかと

 推測される。

 阿智伏谷は

 サンスクリット語に祭司を表す adhivarya とみられるし、

 阿智はこの語から生まれたと考えられる。

 祭司=アチヴァーヤは供儀の祭を行う実務に精通しており

 実行の際には主宰する神官で、

 祭は数種の職制に分かれて取り行われるが、

 その第一に位するものである。

 八意思兼神は、

 このアチヴァーヤであり、阿智祝であったのである。

 さらに注目すべき、明らかになってきた重要な点は、

 天石屋戸における神集いは供儀の祭、

 つまり動物などの犠牲を神に供えて

 祈願を行う祝祭の情景を描いたものであることである。

 《Key Word》

 阿智神社・長野県

 阿智祝

 八意思兼神

 天表春命

 祝部の祖神

 阿智伏谷

 adhivarya=祭司

 阿智祝
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