ブログのタイトル「大学院講義歴史(創世紀)」は、 日本は平成から西暦2019年に元号が令和に御代代わりしました。 また20世紀も20年前に終わりました。 21世紀は日本にとっても私にとっても「黄金の世紀」です。 「黄金の世紀」に向ってそれぞれが邁進しましょう。 第二次世界大戦(日本にとっては大東亜戦争)が終了して75年目を迎えました。 更に2018年は明治維新からは150年になります。 この間の19世紀20世紀の日本の諸外国との政治外交の歴史は 事により未だ不透明な霧に覆われたままであります。 現在、日・中・韓で歴史認識が問題になっていますが それぞれの当時国が真実の歴史は何であるかの認識にたって 真剣に物事を考え、発言しないと言うだけでは問題の解決にはならない。 令和2年4月吉日
2013年5月4日土曜日
ははき木(10)
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:9頁
はじめに:ははき木(10)
なぜ、この品質管理活動について概説したかというと、
江上波夫が「騎馬民族国家」などの著作で
日本に韓半島を経て騎馬民族がやって来て
国を創建したという理論を展開したことと、
その精神的風土が類似していると考えたからである。
両博士が認識を共通していたかどうかは別として、
その底にあるのは第二次世界大戦前にあった
上(国家)から与えられて行動することへの反感だっただろうと考える。
石川馨の場合は、底辺と決めつけられやすい従業員の発言を重要視し、
上層からの圧迫に対する自我を発揚させた。
江上波夫の騎馬民族国家論は、
皇国史観へのアンチ・テーゼ(反対主張)と解釈できるのである。
この理論は比較文化論を発揚させ、
神話学、考古学面で多くの研究がなされ、
現在に至っては多くの資料を参照できるようにしたいう
大きな功績があったいえよう。
だが、未だ決定的な考古学的史料と思われる古墳などが
参照できないでいるいう事情はあるにしても、
今日までどのような民族が渡来し、
その国家とはどのような政朝であるかなどの結論はでておらず、
歴史として確立するまでに至っていない。
歴史観としては、東アジア各国歴史研究家に刺激を与え、
江上理論を基にした解釈を展開している者もかなりいるようである。
《Key Word》
江上波夫
騎馬民族国家
皇国史観
アンチ・テーゼ(反対主張)
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