2015年7月6日月曜日

御名方神と御柱(1)御名方神の字義③

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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:928~929頁

 第14章 牛頭と鹿頭 

 御名方神と御柱(1)御名方神の字義③

  これらの概念は『古事記』の挿話に取り入れられている。

 御名方神が御雷神との力比べの後、州羽の海に至って

 「恐し、我をな殺したまひそ、此の地を除いて他處に行かじ。」

 と述べたことに係わる。

 つまり「ミナ」に「留まる」の意味がある故の作られた話である。

 「他處に行かじ」とは「建物」である限りにおいては

 動くわけにいかないし、

 「柱」は木霊の象徴で、「木」は動くことはできず、

 同じ所に何」百年と立ち続ける存在である。

 この様な内容を含む「ミナ」により『古事記』の物語は

 作られたと考える。

  次に「カタ/方」であるが、

 これはサンスクリット語の「仕事、動作、行為」を意味する

 kṛte,kṛtene 、その同類語で

 「行為者、働く者、創造者、祭官、作者」の意味

  kaṛtṛ に由来する用語である。

 「ミナ-カタ」は

  māna-kaṛtṛ の音写で「建設工、建築工」を意味する。

 因みに「大工」サンスクリット語の vaddhaki (大工の意味) の移入で、

 その祖語はシュメル語の mā-du (作る-船で船大工の意味) である。

 「大」の漢字が当てられたのは va-,mah (大の意味) が

 同音となるためである。

 ここでまた確認のため紹介するが、

 narvada 川は narmada 川である。

  「トミ」は、宇夜都弁命、石凝姥命・伊斯許理度売命の

 「都弁、姥、度売」と同じく「工匠」を意味する。

 その祖語はシュメル語の dum 乃至 dim で「大工」「工匠」を字義とする。

 依って「ミナ-カタ-トミ」は「建物-業-工匠」となる。

 そこに「建-」が付いていわれる場合は「建物を建てる職業の工匠」となり、

 「棟梁」を意味することとなる。

 諏訪大社初め各地の諏訪神社では7年に一度御柱祭を行っているが、

 「柱を建てる」祭事である。

 その柱建神事において柱の頭を三角錘に切るが、

 これを「冠落し」といい

 シュメル語の 「冠」を意味する men に関係すること、

 諏訪大社の構成が上社下社など二座配置にあることも

 シュメル語の min に関係していることは既に述べた。

《参考》

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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