『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録20:24頁
《断定を急ぐより再検討を繰り返すこと》
『古事記』ほどひどくはなくても、大学院講義録でも早とちりをすることがある。
たとえば以前、我が国の海人のルーツとして、
フェニキヤ人=船来国(フネキヤ)人を挙げたことがあるが、
大学院講義録20号では、ギリシャ海人の実体は海軍だったとわかった。
するとこの2つは結びつくのか?という疑問が新たに生まれる。
フェニキヤ人はカルデア人と同時代の人で、
新バビロニヤ帝国に吸収されているが、
アレクサンドロスの東征よりはるか以前に滅んでいるから、
ギリシャ人より前にきたグループの一員だった可能性のほうが強い。
まだまだ結論を出すのは早すぎる。
また『十八氏纂記(つきぶみ)』の例で明らかなように、
『記・紀』には多数の筆者がひしめいていて、独断的な解釈や誤解に満ちている。
だからその1つに正解が見つかっても、完全だと思うのも早い。
徹底した研究が必要である。
その実例として隅田先生の「稗田阿礼の語源研究」をご覧にいれると、
この必要性が具体的によくおわかり戴けて、多言を要しないと考えるし、
本学会の実力がどれほどのものかも、広く知らせることができると思う。
また先生の先々号のご論文が残した
「謎=『古事記』序文の、もう1人の筆者・Ⅹは誰か?」
のお答えも速く掲載してはしいというご催促を沢山戴いたので、
ご多忙の先生を煩わせて、再度お願いした玉稿を、ここでご覧戴くことにした。
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