2009年12月18日金曜日

実在する単語単位では解けない『語源』


 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録01:24頁

 しかし9ページの会話では、そんなことまでは話さない。

 これはついでを利用した大学院の講義で、

 これも分類するとすれば「正会員の視点でみた原語史」タイプの一節である。

 そのかわり、高校生相手の会話のほうは続けて10ページで、

 「神」を「カミ」と発音するのもパーリ語に語源があることを説明する。

 それは語源を捜査するのに、現代式の視点で、

 「単語単位にとらわれていては事実は見出だせない」

 ということに気付いてほしいからだ。

 日本語の方言を研究すると、

 その多くがテレヴィジョンをテレビにしてしまったように、

 言葉を短く省略して新語を作り出している。

 その代表的なものが南九州語で、

 ショウチュウ(焼酎)を「ソツ」まで縮めてしまっている。

 このシステムで、器楽(ツリヤ)を演奏して祭り

 (儀式=カムマ)を盛りあげる盆踊りのような宗教儀式が、

 パーリ語の語順で「カムマ・ツリヤ」と発音されていたものを

 訛って「カンマツイ」にし、

 さらにカンを神仏のこと、

 マツイを祭りのことに分けて新語を作ってしまった。

 ここで神仏といったのは、パーリ語は仏教用語であるから、

 そこで言われる「神」も仏と対立する意味の神ではなく、

 すべて仏教の神、

 多門天や弁財天、持国天といった「天」だからである。

 しかし「父」の学者は、こういった内容のことを、

 「理屈ぬき」で話して聞かせることにしてある。

 『参考』

 翻訳と辞書 [無料]
 http://www.kotoba.ne.jp/
 リンクフリー〔UTF-8 対応版〕
 http://www.kotoba.ne.jp/sysinfo.cgi?k=maps&fsz=2

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』
 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm

 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』
 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html

 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書
 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html
 http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html

 「古代オリエントの地名一覧」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F

 「古代オリエントの用語一覧」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7

 「メソポタミア神話」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「バビロニア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「ギリシア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「オリエント学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6

 「アッシリア学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6

 「中国学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6

 「ギルガメシュ叙事詩」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9
  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm

 「フェニキア」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA

 「古代エジプト」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88

 「ヒッタイト」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88

 「アナトリア半島」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6

 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―
  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html 

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