『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録01:11頁
この3・4ページはその複数の視点の主(あるじ)、
この主題に興味をもつ高校生たちが、
主人公父娘(おやこ)の家に押しかけるという改定にしてある。
それだと様々な角度からの質問が出やすく、
またそれに手みじかに答えるために、
回答者・父が、必要のある都度、
即座に的確にリストやフリップを取り出して見せても不自然ではないから、
進行が速く停滞しない。
また高校生の娘をもつ学者という投定は、
質問者=高校生たちの知散水準を、
よく知っている人物という利便があり、
その答えが易(やさ)しいいという安心感を読者に与える。
これによって帯方郡使などの人物も、
いちいち細かく詮索(せんさく)せずに、
単なる「名詞」だけを覚えればいいと思うから、
読者の頭が過労感をもたないで済む。
在来の本では、この冒頭で、文献の由来や、
その解読法などを先ず述べるものが多いが、
それでは読者が恐れて意欲を殺(そ)がれるので、
理屈っぼい記述はいっさい避(さ)けて、
誰が文献の筆者かということだけを話す。
しかしそれは理知的に、明確に処理する。
なぜ筆者だと断定できるかという理由を、
聞き手の高校生の常識の範囲にある証拠を並べて納得させる。
しかもそこで、重要なポイントを作る。
「手渡した」という断定をしてみせて、
より詳しい回答を求める口実を与えることで、
次の重要な説明に積極的に参加させるのである。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』
http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』
http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書
http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html
http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
「古代オリエントの地名一覧」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
「古代オリエントの用語一覧」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
「メソポタミア神話」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「バビロニア神話」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「ギリシア神話」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「オリエント学」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
「アッシリア学」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
「中国学」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
「ギルガメシュ叙事詩」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9
http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
「フェニキア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
「古代エジプト」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
「ヒッタイト」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
「アナトリア半島」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―
http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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