2009年12月14日月曜日

大量の信頼をえるリスト、そのための気配り


 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録01:20頁

 リストの最初に一つ掲載したその英国の辞典の原文コピーを、

 どう選んだかもお話しておこう。

 これは筆者やコジつけるのに都合のいいものを見せたのではないと、

 読者の信頼を確保するために、

 一番最初の言葉「湯がる」の原文を、そのまま使ってある。

 「アガル」という日本語には他にも「上がる」「挙がる」があるが、

 このパーリ語のは、重力と戦う「揚がる」である。

 それが英国の本にインドの古語として掲載されているのに、

 ローマ字のスペルで[Agaru]と確かに書いてある。

 その説明も英和辞書を引けば簡単にわかるように、

 not heavy ノット ヘービイ「軽い・重くない・揚がる」と書いてある。

 他の日本語の」「上がる」「挙がる」も、

 この「揚がる」と無関係な言葉ではない。

 重いものを持ちあげるのは人にとって

 日常やっている最も身じかな行為である。

 それが上と下という区別として利用されると、

 上に「上がる」という少し高級な使い方の言葉が生まれ、

 さらに地位が高く「挙がる」という抽象的な意味にも使われるようになる。

 だからこの3種類のAgaruは、

 弥生時代に日本語に入ったパーリ語の子孫だと、

 断定できるのである。

 リストのものは現代語そのままの発音ではないが、

 言葉は地域と時代によってかなり変化するから、

 類似した候補者を挙げてある。

 そのことを次の九ページで解説するのである。

 『参考』

 翻訳と辞書 [無料]
 http://www.kotoba.ne.jp/
 リンクフリー〔UTF-8 対応版〕
 http://www.kotoba.ne.jp/sysinfo.cgi?k=maps&fsz=2

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』
 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm

 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』
 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html

 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書
 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html
 http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html

 「古代オリエントの地名一覧」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F

 「古代オリエントの用語一覧」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7

 「メソポタミア神話」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「バビロニア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「ギリシア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「オリエント学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6

 「アッシリア学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6

 「中国学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6

 「ギルガメシュ叙事詩」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9
  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm

 「フェニキア」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA

 「古代エジプト」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88

 「ヒッタイト」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88

 「アナトリア半島」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6

 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―
  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html 

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