『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録36:26頁
中国の県は郡の下にあるから、
我が国の今の県のように大きくはないが、
それでも百二十七県の人民といえば、大変な数になる。
それが真実だったことは、普通なら肩身が狭く、
ひっそりと消滅してしまうのが一般の、
哀れむべき流れ者だったはずの彼等の子孫が、
我が国の土着名門の子弟よりも裕福に栄え、
はるかに多くの記録を残している事実が、強く立証している。
その人達が普、功満王、融通王を始皇帝の子孫と認めていたのである。
そして王の指示に従って、不安を乗り越え、危険を冒して、
未知の、遠い、しかも絶海の島国へ大移動してきたのである。
その引率者が偽者の王であると知っていたら、とてもついてはこない。
もとは王族だといっても
秦(シン)が滅びて漢になり、
それも前漢が滅びて後漢になり、
三国時代になり、
五胡十六国時代になり、
それが互いに食い合って昨日の勝者は今日は敗者といった
未曾有の大動乱時代である。
それなのに一度ならず、二度までも我が国へ帰化して来たというのは、
引率者の祖先、始皇が、かつてない巨大な帝国を築いた余光が、
まだ強かったためだとみる以外に理由は考えられない。
また天皇も必ず真偽を確かめたはずである。
大乱の時代に異国から大群が押し寄せるのを許すのは、
充分な配慮の結果なのである。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』
http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』
http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書
http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html
http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
「古代オリエントの地名一覧」
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「古代オリエントの用語一覧」
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「メソポタミア神話」
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「バビロニア神話」
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「ギリシア神話」
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「オリエント学」
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http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
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「アナトリア半島」
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「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―
http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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