2009年11月13日金曜日

兜布とフェニキア人・猿田毘古に由来


 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録36:18頁

 山伏スタイルが何時からのものかは判らないが、

 修験道(しゅげんどう)に代表される山岳信仰は沖縄の民俗宗教である

 「御岳(うだち)詣り」がもとで、

 それがトカラ列島などに広まって

 種子島、屋久島、硫黄ガ島などの「御岳(だけ)登り」になり、

 鹿児島の金峰山

 (きんぽうざん=日置(ひおっ)郡金峰町(きんぽうちょう))で

 春秋の彼岸に山焼きをしたという伝承がある。

 これは京都の大文字などの送り火と同じで、

 蔵王権現の社、妙見堂、文殊堂、蔵王権現別当寺、

 金峰山観音寺金蔵院などがあるので、

 奈良県の吉野の蔵王信仰が伝わったものと思われているが、

 この山は金山であり、

 太古から航海の座標として遣唐使の往来にも重要な役割を果たしており、

 山焼きも船への信号の名残だが、

 奈良の金峰山(きんぶせん)は山名にも理由がなく、

 南海一帯の御岳(うだち)詣りのほうが先である。

 それは海人たちの座標に対する感謝と尊敬を表す信仰で、

 それが出身の異なる海人たちの、

 ポセイドンやアフロディテ、ビシュヌー、マカーラ

 といった海の神話伝承と合体し、

 神道や密教や民間信仰と集合して、

 修験道(しゅげんどう)という単純怪奇な感じの独特の

 信仰形態を作り上げたのである。

 金峰町の社寺は、もちろん後世に、

 由緒を尊んで逆移入されたものだ。

 だから山伏の兜布は猿田毘古=天狗に由来する。

 砂漠のシルクロード経由のユダヤ人のものではあり得ず、

 海人で植林に山へ登ったフェニキヤ人のもの以外あり得ない。

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』
 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm

 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』
 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html

 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書
 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html
 http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html

 「古代オリエントの地名一覧」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F

 「古代オリエントの用語一覧」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7

 「メソポタミア神話」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「バビロニア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「ギリシア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「オリエント学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6

 「アッシリア学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6

 「中国学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6

 「ギルガメシュ叙事詩」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9
  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm

 「フェニキア」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA

 「古代エジプト」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88

 「ヒッタイト」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88

 「アナトリア半島」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6

 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―
  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html 

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