2009年11月2日月曜日

秦と景教徒は時代措誤、伊佐良井は石洗い

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録36:7頁

 しかし、雄略天皇が倭の五王の一人「武」だったことを、

 ご確認ずみの皆様には、ここまでお読み頂くと、

 雄略天皇十五年にウツマサという号をもらった秦の公・酒の一族は、

 『宋書』の倭王・武の記事で、

 460年ごろに我が国に実在していた人達だと解っているので、

 2百年近くも後世の635年に、

 やっと唐へ辿り着いた大秦景教徒たちとは、

 全然無関係だとお解りになる。

 また秦の一族はその後の消息が大量に詳しく記録残っている。

 それは大半が文筆関係だからである。

 これは漢字、漢文を使い慣れた中国人だった証拠で、

 中でも目立つのは仏教の経師で、

 東大寺建築関係の役職にもついている。

 教義が異なると同族でも大量虐殺したと

 『旧約聖書』に書き、

 戦い追放するキリスト教徒では絶対にない。

 それなのに

 「秦の河勝をまっる広隆寺には

  イスラエルの井戸と呼ばれるものが存在している」という。

 正式名称は伊佐良井だが、

 佐伯博士は景教経典のなかに

 「一賜楽業」の文字を発見、

 これはイサラエと読めるからイスラエルのことだというのである。

 けれども秦氏はキリスト教徒でもイスラエル人でもないのだから、

 それは日本語で読む方が自然である。

 それは、

 水の良さを表現する「石洗い」の井戸というのが、

 ごく自然な名前である。

 石をイサと発音し伊佐と書くのは、

 イサナキの命の例で確認ずみの記名習慣だ。

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
 「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
 「古代オリエントの用語一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
 「メソポタミア神話」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「バビロニア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「ギリシア神話」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
 「オリエント学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
 「アッシリア学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
 「中国学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
 「ギルガメシュ叙事詩」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
 「フェニキア」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
 「古代エジプト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
 「ヒッタイト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
 「アナトリア半島」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html 

0 件のコメント: