『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録36:19頁
現在、イスラエル人が頭に着けているからといって、
それで「兜布はイスラエル人のものである証拠だ」という類いの論文に、
よくお目にかかるが、その程度ではいけないということが、
このフェニキヤ海人のものだった、という結果でよく解る。
それは少し考えれば当然のことで、
いま私たちは洋服を着ているが、
だから先祖は西洋人だという証拠にはならない。
これと同じことは、辞書や百科事典でも起る。
この兜布とは何なんだろう?と辞書を引くと、
「修験者のかぶる小さい頭巾。山中遍歴の際、
瘴気に触れるのを防ぐ為に被るという。
法身不変を表示する黒白の布で造り、
十二因縁に象って十二の襞(ひだ)を設け、
紐で顎に結びとめる」と書いてある。
だが、それは頭巾にしては余りに小さく、またなぜ?
頭を覆わずに額に着けるのか?という肝心の理由が書いてない。
ところが、私たちは、それは海人たちのものだと知っから、
この疑問にも正しく答えることができる。
沖縄の語源・ウチナーは大天で天竺、
すなわちインドから来ているが、
そのインドの海に注目すると、海の聖獣はマカーラである。
これは神々の王・ビシュヌーの化身の一つだが、
その特徴は額にある一本角である。
中国ではその一本角が死者を護る象徴とされ。
人面や獣の頭につけられた副葬品が多数出土している。
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』
http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』
http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書
http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html
http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
「古代オリエントの地名一覧」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
「古代オリエントの用語一覧」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7
「メソポタミア神話」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「バビロニア神話」
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「ギリシア神話」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
「オリエント学」
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「アッシリア学」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
「中国学」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
「ギルガメシュ叙事詩」
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http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
「フェニキア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
「古代エジプト」
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「ヒッタイト」
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「アナトリア半島」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―
http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html
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