『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録16:24頁
「山本家」というのは
大本山(仏教の)を意味する「山」の「本家」である。
これは他の岡本家などでも確認できた我が国の姓氏の原則である。
だから大仙陵という「山」を守る位置に実在している。
山と本が何を意味するかは、
堺でこそ明確に証明されるのである。
そこは百舌鳥耳原で、その語源は百済(モズミ)だった。
百済(ポセイ)はポセイドンで海の神。
原は高天が原以来、政府の所在地だった。
舳松村は倭王・済=和泉王の「百済国」の首府の遺跡だったのである。
するとそこに世界最大の陵墓、大仙陵が築造されたのはなぜか?。
それこそ悪者に仕立てられている
済=住吉仲皇子(紀)・墨江中王(記)の都の跡を
抹殺するためではなかったのか?
といった最も進んだ疑問が芽生える。
言語復原史学は無限に面白い学問である。
こうしたことは、現在の変化した地名では解らない。
地域に密着したご研究がいかに必要かを痛感する。
山本先生のご論文は致し方なく1ページに集約させて戴いたが、
有り余る位に「地域史研究」の素晴らしさ、俸大さを痛感させてくれる。
超集約型の本講は、毎号掲載するわけにいかないが、
多数のご教示を戴いて活用させて戴いており、
諸先生方にはここで改めて厚く御礼申し上げると共に、
他の皆様にも有意義な御生涯を記録する独自のご研究を、
心からお勧めしたいと、常々思っていることを申し添えておく。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
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